双子の四歳の息子の天国の話


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ぼくたちがうまれてくるまえのおはなし

ぼくが おかあさんのおなかのなかにくるまえにはね  ぼくはくらくって大きい森のなかにすんでいたんだよ
 
森のなかは いつもくらくってね (あさになってもだよ)
いつも いえのなかにいたんだよ
 
そのとき ぼくのおとうさんとおかあさんは マメ だったんだよ 

いえのなかには ホールがあって そこにはじょうぶで ずっとこわれないでんきがあって そこで いつも あそんでいたんだよ

ホールやおへやには テレビがあってにんきものの テレビやニュースをやっていたんだ 

そのニュースで ぼくはおとうさんとおかあさんが けっこんしきをしているところや じんじゃで「 赤ちゃんやってきてねって 」おねがいしているのを みていたんだよ 

テレビのコマーシャルではね いろいろな おとこのひとや おんなのひとが でてきて  

うちのいえは とってもやさしいひとばかりですよ  はやくおいでー


うちのいえは きれいなおはながさいていますよ  はやくおいで ー


うちのいえは 赤ちゃんのベッドがあるよ はやくおいでねー


と せんでんしています
 
だからね ぼくはね おとうさんとおかあさんが なかよしに チュッチュ とかしてるのや じんじゃで おいのりしているのも テレビでみていたんだ
 
それで ぼくは くらいもりのなかを いっぱいあるいて その もりのなかの とちゅうで  けんじくんにあったんだ
 
けんじくんは ぼくの すんでいるいえの おくじょうにすんでいたんだ

そのおくじょうには プールがあっていつも およいでいたそうだ
 
けんじくんも いつも テレビで おとうさんやおかあさんのことを みていたんだ 

そして ぼくたちは いっしょに ぼうけんをしたんだ
 
森のみちを ふたりでいくと みちにちずがおいてあって  そのちずには 三本の みちがあったけど 

 まんなかなかのみちをとおると きみたちの おとうさんおかあさんにあえますって 

かいてあった 

ほかのみちは ほかの おとうさんおかあさんにあえるのだったよ
 
ぼくたちは まんなかのみちをすすんだよ 

そうすると そのみちのさきに くらいあなの すべりだいがあって そのすべりだいを ぼくが いちばんにすべったんだよ 

けんじくんは つぎにすべったんだ 

そして おとうさんおかあさんに あいにきたってわけ

崖の上のボロ庵宿坊ものぐさ帖

山梨の昇仙峡という山奥の景勝地にていやし処という名ばかりの小さな無料休憩所と宿坊をそっと開いています。 そこで…日々の暮らし…思いを…つれづれにまかせて…綴っています。 住所 400-1214 山梨県甲府市高成町998旧見晴らし亭 090 6194 8399 山梨昇仙峡充円寺分院 sorag0211@gmail.com

1コメント

  • 1000 / 1000

  • べつばら

    2019.05.10 08:46

    (〃´ー`人´ー`〃) 天から道を選び選ばれ やがて出逢える 宇宙に針を刺す確率ほどの 運命の巡りあわせ…と 思えるステキな御話でした (⌒‐⌒)v